中古車価格の上昇と今後のCPI

時事ネタ

 

今週の決算サマリー

結果 ティッカー 一言コメント
MGA EPS✕
PYPL 売上高、ガイダンス✕
DOCS ガイダンス✕
ABBV 売上高、ガイダンス✕
HLT ガイダンス✕
ULCC 売上高✕
AFRM 全部✕、通期ガイダンスも下方修正
DIS パーク+21%で伸び大きい、Disneyプラス会員数は前年比-1%だが予想は超えた
CVS 概ねクリアしてるが、通期EPSガイダンスが✕
BG 売上高、ガイダンス✕
SWKS EPS、ガイダンス✕
PINS 売上高、ガイダンス✕
ZI ガイダンス✕、IPO後初の決算ミス

 

中古車価格の上昇

CPIはピークアウトしたと思っているところに、中古車価格が2ヶ月連続上昇しているデータがでています。中古車価格はCPIにとって大きな割合を占めるものなので、CPIの結果に影響されやすいです。最近はサービス業と労働市場に注目がいっていますが、CPIもまた油断できない状況になってくるかもしれません。

この上昇が継続されればFRBのインフレ鎮静化への誤算が生まれるわけで、今後の利上げの動きにも影響される可能性も出てくると考えます。

 

また、CPI関連でいえば12月のCPI発表データに修正が入りました。

ここ数か月の市場予測が割と楽観的な印象に感じてるので、株価もCPIの結果次第ではまた大きく反応する可能性も出てくるかと思います。短期トレードはCPI前に一度整理しておくのも安全策かなと考えます。

次のFOMCまでにCPIは2回あります
02月14日(火)
03月14日(火)

 

2023年FOMCメンバー

ブレイナードの去就が気になるところではありますが、現時点で投票権を持つメンバーのスタンスは大体下記の様な感じだろうと思います。雇用統計後は予想を遥かに超える結果だっただけにタカ派なコメントが多い印象です。

メンバー ハト派 中立 タカ派 最近の発言
パウエル 労働市場は並外れて強い、更なる利上げが必要になる
ウィリアムズ サービス価格が高止まりするかもしれない、そうなれば利上げが必要になるだろう
バー
ボウマン
ブレイナード
クック 強い労働市場、緩やかな賃金と物価の組み合わせは、ソフトランディングへの期待を高めているが、FRBは利上げを終えていない
グールズビー
ハーカー 金利を5%以上にする必要がある
ジェファーソン
カシュカリ 金利をより高い水準でより長く維持しなければならない可能性がある
ローガン
ウォラー 金利が予想より高くなる可能性があると警告

 

利上げ予想状況

先週から現時点の利上げ予想推移です。
今週25bpsの利上げが行われたので、現在の政策金利は4.50%~4.75%です。

今後の注目点としては利上げピーク利下げの時期はいつかに注目されると思います。
先週からの変化としては全体的にやや上昇しています。まだ利上げが必要という予想値が増加しています。
5月のピークアウト予想も段々怪しくなってきました。

金利/日程 3月22日 5月3日 6月14日 7月26日 9月20日 11月1日 12月13日
5.25-5.50 ↑7.0% ↑36.6% ↑37.8% ↑32.8% ↑24.8%
5.00-5.25 ↑9.2% ↑71.0% ↓48.3% ↓44.7% ↑43.6% ↑40.4% ↑30.3%
4.75-5.00 ↓90.8% ↑22.0% ↓11.8% ↓10.6% 16.1% ↓24.2% ↑34.7%
4.50-4.75 ↓0.0% ↑17.7%
4.25-4.50
4.00-4.25

 

 

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