ポートフォリオを考える

初心者

ポートフォリオとは何か

ポートフォリオという言葉自体は色んな世界で使われている言葉ですが、株式投資においてもよく使われます。ここ米国株式においては、保有する銘柄の組み合わせを意味します。時々ツイッターや会話の中で「PF」と略されることがあります。

何の為にポートフォリオを作るかというと、リスクを避ける為にバランスよく分配する目的があります。ついつい決算がよかった銘柄ばかりを集めていたら、気が付かないうちにあなたの80%以上の資金がテクノロジー系の株に偏ってしまった、この状態でテクノロジー系の株が下落した場合多額の損害を受けることになります。

リスク管理をする為にポートフォリオを作成して保有銘柄のバランスを可視化できる状態にしておくのが大切です。一般的に円グラフにしたほうが一番見やすく、Google スプレッドシートやエクセルなどで簡単に作れます。このページの最後に簡単な作り方を載せていますので是非ご覧ください。

こんな感じですね。

 

分散の考え方

まず前提として米国株式だけの話で書きます。

単純に考えられる保有パターンとして下記3つが思いつきます。ついでに比較もしてみました。
状況や銘柄にもよって変わってくるので、大雑把な仕訳としてみてください。あくまでも比較を分かりやすくするためのものです。

保有パターン 難易度 リスク 短期リターン 長期リターン
個別銘柄のみ
ETF/投信のみ
個別+ETF/投信

リスクとリターンはトレードオフの関係にあると考えられます。
※トレードオフとは、何かを得るには何かを犠牲にしなければならないようなシーソーのような事

個別銘柄のみ

個別はリスクを取ってる分リターンは短期でも長期でも高めです。
このパターンで行く場合の注目点としては下記2点に注目してみるとよいと思います。

・保有銘柄数
・保有銘柄のセクター

MPT(Modern Portfolio Theory)のように難しい理論はあるのですが、それはおいといて米国株投資において一般的に考えられていることをお話します。
単純に1銘柄よりも5銘柄に投資したほうが分散できていますから、5銘柄のほうがリスクが低くなっています。しかし、5銘柄と30銘柄では同じように30銘柄のほうがリスクは低いですが、分散投資の効果も同時に減ってきます。下記の図の様に10~20銘柄が最適(Optimum)と呼ばれています。
また数だけでなく、それぞれの銘柄のセクターも分散しておくべきだと考えます。


私も5銘柄くらい保有の時と、20銘柄くらい保有した時の体験を述べてみます。しぼりにしぼった優良5銘柄にした場合、資産変動が高かったです。上がる速度も高いですが下落場面では結構きつかったです。分散に乏しい感じでした。
一方、調子に乗って買い漁っていた頃、22銘柄くらい保有していたと思います。分散できて余裕があるのかなんとなく楽しい気分でした。一方が下がっても、一方が上がっているのでなんとなくこれでいいと思える時間がありました。しかし、数が多いと自分がその銘柄を目の届く範囲で追っていけなくなっていました。いつのまにか決算終わってたとか、管理不十分な感じになっていました。また急な物事への対処の手間も掛かったりした記憶があります。

そして、ポートフォリオ内の個別銘柄は決算をしくじっていない優良な銘柄で揃えるべきです。サッカーのようなスポーツチームで各ポジション(セクター)に最高の選手をそろえるイメージです。
オニールも同じようなことを言っています。オニールはガーデニングの様にポートフォリオに気を配って、美しい花で揃えて雑草は捨てると。
ポートフォリオの中で一番利が出ていないものから損切をしていくことも同じようにおっしゃってます。

 

こちらはオニール本、難しく書かれてないですができれば投資経験あると尚よい(初級、中級)

 

投資する上で「何故そうしたほうがいいのか」、という理由と検証結果が詳しく書かれてます。
この分散やポートフォリオについても書かれています。(中級~)

ETF/投信のみ

ETF/投信はすでに分散された投資になるので個別ほど上下運動は少なく、徐々に利が乗ってくるイメージです。よって買って放置するという手軽さはあるが、利を得るのに時間が必要

攻めか守りかで言えば完全に守りです。ゆったりと利が乗っていくので時間軸が長ければ長いほど良い結果が出やすいです。個別株の様に短期で売買することに向いた商品ではないです。

個別株はやらない、投資はなるべく楽にやりたいっていう人向けですね。若い人ほど早めにETF/投信に投資したらいいとおもいます、銀行で貯金する代わりにこちらで投資したらいいと思います。

個別+ETF/投信(コア・サテライト戦略)

個別+ETF/投信はそれぞれの良さを組み合わせたタイプ。一般的にはETF/投信で守りを固め、個別で攻めるという感じですね。こういうのをコア・サテライト戦略と呼ばれています。

なんだかんだ多くの投資家はこのパターンで投資をしてるのではないかと感じています。コアは守り資産を置き、サテライトに攻めの資産を置くとされています。つまり、VTI(米国全体)やVOO(S&P500)で守りの投資をしつつ、余剰金で値動きのある個別株でハイリターンを狙う感じです。

コアとサテライトの割合は人それぞれですが、コアの部分で60~70%を占めてることが多いと思います。

私もこのコア・サテライトに近いPFで投資していますが、これが一番安心して投資できていて一番パフォーマンスが安定しています。個別でリターンを得られれば最高ですが、なかなかそうもいかないときも多くあります、そんな時コア部があるから安心して投資ができる感覚があります。

Googleスプレッドシートでの作り方

超シンプルなやり方

1.下記のようにGoogleスプレッドシート起動後、どこでもいいのでA社、B社と銘柄名を縦に入力、その隣に金額(評価額など)を入力する

2.下記のようにこれからグラフにするデータ部分を選択します。

3.メニューバーからInsert(挿入)からChart(グラフ)を選択するとできあがり。自動的に円グラフにならなかったらグラフ選択後の設定で変更できるのでいじってみてください。

保有株式だけのポートフォリオだけでなく、資産全体のポートフォリオも作成してみると現在の現金保有率とか株式保有率など可視化できて便利です。意外に現金多いいなぁとか気づくことが出来ると思います。工夫して利用してみてください。

Google Financeからデータを引き出して自動更新するやり方

1.下記のようにGoogleスプレッドシート起動後、社名、持ち株数を入力します。

2.次にGoogle Financeからデータを引き出してC列に評価額を表示させます。
こちら「=GOOGLEFINANCE(“ティッカー”, “price”)」の関数が現在の株価を反映させる関数です。これをスプレッドシートのC2に入力します。下記画像はGoogleの場合で株価を出した場合です。この時点ではまだその数字は一株の価格です。(次へ)

3.一株の価格が引き出せたところで、持ち株数を掛けたいと思います。この表での関数の書き方は「=GOOGLEFINANCE(“GOOG”, “price”)*B2」の様になります。すると下記図のように評価額が出たと思います。

4.同じように他の持ち株も入力しましょう。
=GOOGLEFINANCE(“AAPL”, “price”)*B3」
=GOOGLEFINANCE(“FB”, “price”)*B4」
=GOOGLEFINANCE(“AMZN”, “price”)*B5」
=GOOGLEFINANCE(“MSFT”, “price”)*B6」

5.入力が終わったら、折角なので円グラフも出してみます。図の様にグラフにするデータ部分を選択します。

6.メニューバーからInsert(挿入)からChart(グラフ)を選択するとできあがり。自動的に円グラフにならなかったらグラフ選択後の設定で変更できるのでいじってみてください。

図の名前の変更と銘柄の順番はソートしましたがこんな感じのができます。(※ちょっと適当に銘柄と株数を設定してやったので、AMZNとGOOGが巨大になってしまい見た目のバランス悪くてすいません)。株価は自動的に反映(更新)されるので、今後は売買したときに株数を変更するだけです。簡単でしょう。

もっと細かく便利に使ってみたいという方は下記URLに構文、属性が載っていますのでご覧ください。
https://support.google.com/docs/answer/3093281?hl=ja

Webツールを使う

下記ページに便利なサイトを紹介してますのでご覧ください。

役立つサイトの紹介
役立つサイトの紹介 お役立ちサイトは実はものすごく沢山あります。はじめは厳選したものだけを紹介しようと思ったのですが、人それぞれ好みがあると思ったので当初より少し増やして紹介してみました。 タイトルに「★」がついてるものは私がよく使っている

 

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