逆イールド発生

時事ネタ

長短金利差

ついに3/29に長短金利差が逆転してしまい逆イールドシグナルが発生しました。その後金曜には再度逆イールド発生しさらにその差は大きく広がっています。現在-0.06%。

以前にも書きましたが一応簡単に説明入れておくと、短期金利が長期金利を上回ることを逆イールドと呼び、その逆イールドが発生するとリセッション(景気後退)が約1、2年位の間に訪れる兆候とされています。

3月雇用統計結果など

非農業部門雇用者数
+431k(予想:+490k、前月:+750k)

内訳(カッコ内は前月)
レジャー/ホスピタリティ +112k (+154k)
ビジネスサービス業 +102k (+105k)
商品生産 +60k (+103k)
教育・健康 +53k (+117k)
小売業 +49k (+110k)
製造業 +38k (+38k)
建設業 +19k (+57k)
情報 +16k (-5k)
金融 +16k (+30k)

失業率
3.6%(予想:3.7%、前月:3.8%)

平均時給
+5.6%(予想:+5.5%、前月:+5.2%)

ISM製造業景況指数
57.1(予想:59、前回:58.6)
新規受注は61.7から53.8に大幅減、サプライヤー納入は受注残と生産が減少、支払価格は87.1に急上昇

前回よりも、予想よりも下げているところが気になります。簡単に言うとこの指数は近い未来の景気動向を占うかのような指数とされているので、下げは景気後退に向かっていることを意味してきます。今後出てくる直近の各企業の企業業績(決算)を要チェックしていく必要があると思います。

利上げ予想状況

先週(3/26)時点では次回(5月)FOMCで+0.25%の利上げになる確率の方が68.3%で高かったけども、現在は+0.50%の利上げになる確率が69.4%となっています。概ね横ばいといったところです。

原油価格

3/30、バイデン大統領がエネルギー価格の上昇を抑制するため、国の石油備蓄から最大で1日100万バレルの石油を放出するよう指示する準備を進めていると報道が出でて原油価格は下落しました。

その後、その石油備蓄放出は決定され、5月から半年間行われることに決まりました。これは過去最大規模だそうです。

3/31、OPEC+は5月に増産幅を43.2万バレルに決定しましたが非常に小幅な動き。産油国的には増産しないで原油高のほうがいいわけで、この辺は消極的。欧米の増産要求を蹴散らす形となった。

マーケット

今週は全体的にまったりしていて、ニュースも少ない感じでした。

 

 

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