強いインフレ指標が続く

1月生産者物価指数（PPI）

■PPI
[前年比]
0.9％（結果） vs 0.6％（予想）
1.0％（前回）

[前月比]
0.3％（結果） vs 0.1％（予想）
-0.2％（前回）

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■PPI Core
[前年比]
2.0％（結果） vs 1.6％（予想）
1.8％（前回）

[前月比]
0.5％（結果） vs 0.1％（予想）
-0.1％（前回）

PPI・PPIコア共に市場予想を大きく上回りました。前月比でも大きく上回る痛い結果に。

先日のCPIの結果も悪く、インフレ再燃の可能性の声も出始めていただけに、今回のPPIには注目が集まっていました。PPIはCPIよりも先行する指標になりますので、次のCPIの結果を占う意味でも注目されます。
つまり、今回のPPIは大きく上振れたので、次のCPIも上振れる可能性が高まったと思います。

株価は3指数とも下げスタートとなりました。

2月相場は下がりやすい

過去25年位のデータになりますが、年間を通して2月後半から下がりやすい傾向があります。

労働市場は強く、CPI、PPIと大きく上振れしインフレ指標が悪く、FRBによる利下げもより先延ばしになる懸念もあり、短期的には下がりやすく、長期的には継続して上を見るシナリオではないかと思います。

金利予想状況

現在の政策金利は5.25％～5.50%です。

PPIの結果を受け、市場予想はより現実視してきました。CPIの結果後からさらに利下げ回数は下がり、開始時期も伸びました。