1月消費者物価指数(CPI)結果

時事ネタ

1月消費者物価指数(CPI)

■CPI
[前年比]
3.1%(結果) vs 2.9%(予想)
3.4%(前回)

[前月比]
0.3%(結果) vs 0.2%(予想)
0.2%(前回)



■CPI Core
[前年比]
3.9%(結果) vs 3.7%(予想)
3.9%(前回)

[前月比]
0.4%(結果) vs 0.3%(予想)
0.3%(前回)

 

CPI・CPIコア共に市場予想を上回りました。

市場は素直な反応で金利上昇、株価下落、ドル上昇となりました。

相変わらず、モノの価格(-0.3%)は落ち着いているものの、サービス価格(+5.4%)はまだ高い水準にあります。サービス業にとっての最大の経費は人件費です。雇用統計でも労働市場は圧巻の強さを証明しています。今のところ賃金インフレは収まる兆し無し。

FRBが目指すインフレ率2%に戻すには、この賃金上昇率をパンデミック前のレベルまで減速しないといけないと思います。

また、FRBが好んでいるCPIスーパーコア指数(住宅除くコアサービス)が+0.9%と急上昇していること。これは2022年4月以来最大の上昇率です。これによりインフレ再燃の可能性の声も聞かれ始めてます。

インフレ再燃はまだ考えにくいですが、利下げ時期は予想以上に伸びる可能性が出てきているなという感想です。

次のFOMCまでもう一回CPIの結果を見ることが出来るので、ここでCPI上昇するようなら株式にとっては痛い結果になると思います。

金利予想状況

現在の政策金利は5.25%~5.50%です。

CPIの結果を受け楽観的だった予想から、徐々に現実的になってきました。利下げ回数は下がり、開始時期も徐々に伸びてきています。

金利/日程 3月20日 5月1日 6月12日 7月31日 9月18日 11月7日 12月18日 1月29日 3月12日
5.25-5.50 ↑89.5% ↑59.2% 25.4%
5.00-5.25 ↓10.5% ↓59.2% ↑49.8% 33.9% 15.4%
4.75-5.00 ↓22.8% ↑40.3% ↑35.6% 25.2%
4.50-4.75 ↓15.5% 33.9% ↑34.8% 28.1% 19.6%
4.25-4.50 ↓23.2% ↑31.3% 29.4% 25.9%
4.00-4.25 ↑18.2% 25.9% 27.1%
3.75-4.00 17.3%
3.50-3.75  

 

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