2023年振り返りと2024年の展望

時事ネタ

2023年振り返りと2024年の展望

インフレ退治に追われたFRBは利上げを行い、5.25%~5.50%まで利上げが行われ実質これがターミナルレートとなりました。急激な利上げの影響でSVBなどの地方銀行が潰れはじめ、一時金融危機になるのではないかという恐れもありました。

そして、ついにFRBは12月FOMCにて利下げを視野に入れ始めました。レポートによれば24年に3回の利下げを行う予想となっており、つまり25bpsが3回で合計75bps下げる予想となっています。市場予想ではもっと楽観的で倍の6回の利下げが行われる予想となっています。

今はソフトランディングの期待値が高く、実際にソフトランディングできるかはFRBの舵取り次第であり、またそれが「ソフトランディングだった」と言えるのは、それが起きた数か月も後になってから結果として言えるわけでリアルタイムではどうなっているのかは分かりにくいと思います。視野を広げて観察していく必要があると思います。

仮にソフトランディングであればリセッションは無く(又は軽度)、金利も下がっていくわけですから、株式にはプラスな材料だらけでAIブームと共に上昇が期待できます。
逆にハードランディングとなればリセッション入りし、テック株は売られやすく、ヘルスケア、生活必需品、通信などの景気に左右されないディフェンシブ銘柄が見直され、買われることになると思います。

 

2024年は世界中で大統領選の年

24年は世界中で大統領選が行われます。

1月 台湾
2月 インドネシア
3月 ロシア
4月 インド
11月 米国

米国投資家としては11月の米国大統領選に注目するのですが、大統領選前年(つまり23年)というのはアノマリー的には、米国株は上昇しやすい年といわれており、理由は現職大統領が再選するための策として景気刺激策を打ち出すことが理由とも言われています。

では大統領選の年はどうかというと、こちらも上がりやすい年と言われている。ただ現職の大統領が再選するのかどうかで変わるので今のところ何とも言えない。前々回17年のトランプが大統領に選ばれる前は、前評判でトランプは当選しないのがメインシナリオだったので当選した後には、「トランプラリー」という言葉が生まれるほど株価は高騰しました。

大統領選の年のニュースを見ていると、民主党か共和党のどちらに票が集まるなど予想情報が右往左往するので割と飽き飽きしてくるのですが、株価に影響がでるので嫌でも注目していくしかないです。特にやっぱりトランプが選ばれたときは、これまでのニュースは何だったのかというくらい逆を突かれたので冷静に見ていきたいと思います。

金利予想状況

現在の政策金利は5.25%~5.50%です。

FRBは24年に3回の利下げを見込んでおり、市場予想ではその倍の6回を見込んでいます。まずは利下げ一回目がいつ行われるかに注目しています。

金利/日程 1月31日 3月20日 5月1日 6月12日 7月31日 9月18日 11月7日 12月18日
5.25-5.50 ↓85.5% ↓15.4%
5.00-5.25 ↑14.5% ↑72.7% ↓16.4%
4.75-5.00 ↑11.9% ↑71.7% ↓15.3%
4.50-4.75 ↑11.7% ↑67.8% ↑22.8%
4.25-4.50 ↑15.9% ↑60.4% ↓25.4%
4.00-4.25 ↑13.7% ↑57.1% ↓37.2% ↓16.4%
3.75-4.00 ↑12.8% ↑40.7% ↑37.8%
3.50-3.75   ↓8.3% ↑34.9%

 

今話題のビットコインETF

暗号資産への投資は余った遊び金だけでやっているのでポートフォリオの10%にも満たさないほどだけど、ビットコインETFはまだかまだかと長らく待ち続けている。なんだかんだ放置していると爆益になっているので税制面でこのETFには期待している。

暗号資産の利益は雑所得となるので、大きく儲けてしまうと所得税率が上がってしまうことがあるのでそうなると爆益でも単純に萎える。ETFになれば株などと損益通算されるので大変助かる。

現在、ブラックロックをはじめ10社以上の資産運用会社が上場申請をしており、SEC(証券取引委員会)の承認待ちとなっている。この承認がもうすぐ降りるという話でここ最近盛り上がっており、今のところ感触は良く、24年1月頃に承認されるのではないかといわれている。

あとは上場後のボラティリティや流動性は気になるところ、巷では色んな説はでているが、実際のところ始まってみないとわからない。とにかく楽しみにしている。

 

 

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