PCE発表後の利上げ予想状況の変化

今週の決算サマリー

PCE結果

■PCEデフレータ
[前月比]
0.6%（結果）　vs　0.5%（予想）
1.0%（前回）

[前年比]
5.4%（結果）　vs　5.0%（予想）
5.3%（前回）

■PCEコアデフレータ
[前月比]
0.6%（結果）　vs　0.4%（予想）
0.3%（前回）

[前年比]
4.7%（結果）　vs　4.3%（予想）
4.6%（前回）

予想を大きく上回る結果（悪）となりました。

FRBが重視しているインフレ指標です。ここ最近出てきているインフレ指標が短期的にリバウンドしてますが、今後継続していくのかどうかが見どころだと思います。継続していくのならFRBが考える金利はより高くより長く継続すると思います。それが現実味してくると当然株式にとってはマイナス材料ですので、下を向いていく可能性は高まると考えます。最近の楽観的な市場の動きを見ていると当面の株価は上下繰り返しながら概ね横ばいか少し下くらいかなと感じてます。

そして、これを書いている時点では3指数ともに大幅下落。

利上げ予想状況

先週から現時点の利上げ予想推移です。
現在の政策金利は4.50％～4.75%です。

今後の注目点としては利上げピークと利下げの時期はいつかに注目されると思います。
今週はPCE発表後に大きく変化しました。利下げが年内に行われるという楽観的な予想はなくなり、高い金利を維持するという予想に変わりました。個人的にFRBは利下げを示唆していなかったのでこれでようやく予想値と現実との乖離が狭まったと感じです。