金利とは
私が金利って言葉で思い浮かべるのは、銀行の預金金利くらいでした。投資を始めてから〇〇金利と呼ばれる場面に多く出会い、頭がぐちゃぐちゃになった記憶があります。
まず、利子、利息、利率、年利は全て金利のこと
そして「〇〇金利」というような様々な呼び方をする金利を目にすることがあるが、基本的には短期金利と長期金利の2つに分けられる。
短期金利
1年未満の期間の金融資産の金利。
一般的に短期金利は政策金利を指す。
政策金利(FFレート/FF金利)
FOMC(連邦公開市場委員会)が金融政策を実施するために設定する金利のこと。
「FRBが利上げした!」とか言われる部分がこれです。
具体的にそれが何なのかというと、中央銀行が一般銀行に融資する際の金利であり、またその銀行は企業や国民に融資する際の金利に影響します。
ちなみに政策金利は景気を安定化させるために変更されます。
一般的に景気が良いときは、政策金利を上げて(金融引き締め)、通貨供給量を減らします。景気が悪いときは政策金利を下げて(金融緩和)、通貨供給量を増やします。
市中金利/市場金利
民間の金融機関(銀行など)の貸出金利や預金金利のほか、金融機関同士の取引で使われる金利などのこと。銀行からお金借りたら利息払う、銀行に預金したら利子が付くといった具合の金利。「預金」は、銀行にお金を貸していると考えれば理解しやすいかと思います。
長期金利
1年以上の期間の金融資産の金利
一般的に長期金利は米国10年国債利回りを指す。
・=短期金利+市場判断(投資家が考える今後のインフレ率など)
・米国10年国債利回りが代表的な長期金利指標であり、米株投資家は日々ここに注目していくべき
株価への影響
通常、長期金利が上がると、株価は下がります。仮に長期金利が5%になったとしたら、リスクが大きい株投資するよりも安全な銀行預金のほうが良いと考えます。
逆に長期金利が下がると、株価は上がります。仮に長期金利が0.5%になったとしたら、銀行預金しておくよりも株式投資したほうが良いと考えるからです。