原油高の影響が出始める

時事ネタ

9月消費者物価指数(CPI)

■CPI
[前年比]
3.7%(結果) vs 3.6%(予想)
3.7%(前回)

[前月比]
0.4%(結果) vs 0.3%(予想)
0.6%(前回)



■CPI Core
[前年比]
4.1%(結果) vs 4.1%(予想)
4.3%(前回)

[前月比]
0.3%(結果) vs 0.3%(予想)
0.3%(前回)

 

CPIは予想を上回り、CPIコアは予想通りの結果となりました。

原油価格の高騰の影響がでてきているようです。しかしコアは下がってきているのでなんとも言えない結果という感じです。FRBも追加利上げするかしないか決定打がなく悩んでいることだと思います。

先行指標であるPPI(9月)が上昇しているので、遅行指標のCPIは次回上昇している可能性はあります。

9月生産者物価指数
■PPI
[前月比]
0.5%(結果)vs 0.3%(予想)
0.7%(前回)

[前年比]
2.2%(結果)vs 1.6%(予想)
1.6%(前回)

■PPI Core
[前月比]
0.3%(結果)vs 0.2%(予想)
0.2%(前回)

[前年比]
2.7%(結果)vs 2.3%(予想)
2.2%(前回)

 

ちなみに、企業が材料を購入して商品を作り売る→それを消費者が買う という流れがあるので生産者側のPPIは景気より先行しており、逆に消費者側のCPIは景気より遅行した指標となっています。

原油上昇は一時的?

イスラム組織ハマス(パレスチナ)が10月7日、イスラエルへ攻撃を開始しました。細かい地政学的な話は省きますが、これにより原油上昇懸念が出てきましたが、上昇は限定的でした。

パレスチナとイスラエルどちらも産油国ではないことが大きな理由。

しかし、ハマスの裏では産油国TOP10に入るイランが関わっている話もあり、これが確定してくるとまだ原油価格上昇の余地はあるので油断できないと思ってます。

そして今週はエネルギーセクターが一番パフォーマンスが良かったです。

 

金利予想状況

現在の政策金利は5.25%~5.50%です。

PPI、CPIの発表を受け、市場予想では追加利上げはない予想となっています。

10月19日にパウエルの講演が行われます。次回FOMCまでの最後の発言機会となりますので要注目です。

金利/日程 11月1日 12月13日 1月31日 3月20日 5月1日 6月12日 7月31日 9月18日 11月7日
5.75-6.00
5.50-5.75 9.7% 30.5% 30.8% 23.8% 15.4%
5.25-5.50 ↑90.3% ↑67.0% ↑66.3% ↑57.5% →44.4% ↓31.5% ↓19.7%
5.00-5.25 0% 0% 0% ↑16.6% ↑32.5% ↑37.8% →34.5% ↓26.5% ↓19.1%
4.75-5.00 ↑18.0% ↑28.4% ↑31.7%  ↓29.1%
4.50-4.75 20.3% 26.0%
4.25-4.50
4.00-4.25
3.75-4.00

 

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