投資信託・ETF

投資信託・ETF・積立

投資信託とは

多くの投資家からお金を集め、それをひとつにまとめられ大きな資金を作ります。その資金で専門家が様々な資産に分散投資して利益を出します。その利益が投資額に応じて分配される仕組みの商品です。つまり簡単に言えば、個人投資家は資金を出すだけで、専門家が代わりに運用してくれるという事です。

資金を出すだけといっても、投資信託によって投資対象が債券、株式など様々です。私たちが専門知識や技術を得る必要がないことから初心者や素人にも手が出しやすいものとなっています。また専門家に運用してもらっているので信託報酬という手数料が掛かります。売買を繰り返す短期投資ではなく、買って放置できる長期投資に向いた商品になっています。買い方としては積立で定期購入していくのが一般的です。

そして投資信託の運用手法には、インデックスファンドアクティブファンドの2つがあります。
下記は簡単な比較表です。

インデックスファンド アクティブファンド
運用 指数に連動する 指数を上回る
手数料
成績 常に平均点取り続ける 勝ったり負けたり
リスク 中/高

特にこだわりがなければ迷わずインデックスで良いです。こつこつ積立てていればほぼ間違いなく勝手に増えていきます。「指数」というのは、よく経済ニュースで耳にするNYダウ、ナスダック、S&P500とかを指します、これらは日本で言う日経平均と同じようなものです。また投資信託は銀行預金(単利)とは違い、複利ですので伸び方が上向きのカーブで伸びていきます。

複利についてはこちらの記事をご覧ください。

積立・複利効果
積立と複利効果 積立とは ここでいう積立とは積立投資のことを指します。 一般的にどのようなものかというと、まず投資先の商品(投資信託)を選びます。そして積立日(通常毎月1回)と、積み立てる金額を決めます。あとは自動で積立投資をしてくれます。...

つみたてNISAiDeCoもこの投資信託での投資になります。

つみたてNISA(~2023年)
つみたてNISAとは 金融庁が設立したNISAという非課税で投資ができる制度の中に、一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAというものがあります。 その中で長期投資・積立投資ができるのがつみたてNISAです。 詳しい制度、申請方法は...
iDeCo
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは 結論から言います。まだやってない人はすぐに始めたほうが良いです。 「年金」と聞いてまだ先の話だとか思わず、少しでも人生イージーモードにしていく為におすすめです。「投資をやってみたい」と思っている初心者ほ...

ETFとは

投資信託を上場したものをETF(Exchange Traded Funds(上場投資信託))といいます。株式と同じようにリアルタイムで売買できます。また上場している為、アルファベット3文字のティッカーシンボルという識別コードも付きます。

代表的なETF
VOO – バンガード S&P 500 ETF
VTI – バンガード トータルストックマーケットETF
QQQ – インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF
HDV – iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
など

投資信託とETFの比較表

投資信託とETFの比較表作りました。
※ETFは株式と共通点が多いということが見えるように株式もあえて載せました。

投資信託 ETF 株式
上場・非上場 非上場 上場 上場
取得価格 1日1回算出される基準価額 リアルタイム リアルタイム
取得場所 証券会社や銀行、郵便局など 証券会社 証券会社
通貨 通常円決済 通常ドル決済 ドル
買い方 基準価額をもとに購入
一口(基準価格)で買うとか、3万円分を買うという買い方ができる。通常100円~購入できる。
市場で注文
1株~購入可能
市場で注文
1株~購入可能
コスト(信託報酬) ETFより高め 投資信託より低め なし

比較表を見てもわかるように、ETFは株式を購入する感覚で購入できます。投資信託はその日決められた値段で買うことになります。
また手数料が若干投資信託のほうが高いことが一般的です。高いと言ってもほんの僅かなので、ETFの為替手数料とか考えると大差なしです。ほんの僅かな差にしかならないのであまり気にしなくてもよいと感じています。

どこで購入するか

投資信託とはネット証券会社以外にも銀行、郵便局、保険会社などから購入することができます。しかし、迷わずネット証券会社から購入することをおすすめします。理由は、同じ商品を取り扱っていても、手数料が全然違うからです。ネット証券が一番安いからです。

下記の記事でネット証券会社を紹介していますのでご覧ください。

株取引に必要な証券口座を作ろう
証券口座とは何? 簡単に言えば、現金を預ける場所が銀行だとしたら、株を預けている場所が証券口座となります。証券会社が証券口座を提供しています。株取引を行うために必要です。 つみたてNISAやiDeCoを検討している方も、ここで紹介する証券会...

 

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