2022年Q1決算発表シーズン途中結果

時事ネタ

今週の決算結果サマリー

まだまだ2022年Q1決算発表シーズン真っ最中ですがいくつかの主力企業の発表が終えました。
簡単にまとめてみます。

※EPS、売上高、ガイダンスの3つをコンセンサス(予想)を超えているものは〇、越えていないものは×

〇 GE
〇 V
〇 BG
〇 QCOM
〇 PINS
〇 F
〇 MRK
〇 MCD
〇 AAPL
 

 

 

× INTC
× TWTR
× GM
× GOOG
× MSFT
× FB
× PYPL
× AMZN
× ULCC
× ROKU
× LHX
× XOM
× CVX
× MGA
× ABBV

全体的に結構やられてるって印象です。詳しい決算内容は各ティッカーのリンクからご覧ください。
下記一言コメントしてみます。

BGみたいな農業系は今旬なのでさすがに強かったです。ガイダンスも上方修正されました。

Vはこの状況下で売上高成長率+25%で結構頑張ってた印象です、PYPLはついに売上高成長率+9%の一桁台まで落ち込んできて対照的でした。

QCOM(半導体)や、MRK(製薬)もよい決算でした。

GOOG「YouTube ads $7.51B(予想) vs $6.87B」Youtubeの売り上げが弱かった。Tiktokが動画市場のシェアを伸ばしていることも原因の一つのようです。SNAPが決算悪かったのでGOOGやFBもキツイだろうなとおもってたら案の定ミスでした。広告業で一番最初に決算があるのでSNAPは先行指標になりやすいので注目されます。心のどこかでなんだかんだGOOGならと思ってましたが。

AMZN「電気自動車メーカーRivianへの投資で$7.6Bの損失を計上。その結果、合計で$3.8Bの純損失となった。」Rivianと絡んでから決算荒れてますね。Amazonだけの成績がみたいのにRivianも混ざると数字が大きく変わってきてしまうので最近決算が読みにくくて困ってる。
こんなのとか→「2022Q1 ■EPS $8.36(予想) vs -$7.56」
こんなのとか→「2021Q4 ■EPS $3.67(予想) vs $27.75」
決算見た瞬間「あーー、なにかおかしい・・メンドクセー」と思うわけです。

FB:1年前は軽く売上高成長率が+50%越えていたのに今はもう+7%という超絶低い数字。一桁台とかもうグロースどころか老舗企業級の数字です。今後回帰できるかどうか遠くから見守りたいと思います。

MSFT:ガイダンスがミスってただけですが、売上高成長率も大分減ってきてるのが気になりますね。

ULCC:格安航空会社です。決算はミスしてますがQ2ガイダンスで+10~12%(2019年比)の乗客を見込んでいるとでてました。UAなど他の航空会社のガイダンスも良い兆しを見せているのでいい感じです。

エネルギーと製薬会社はそもそも数字を予想しずらい分野なので、決算ミスってもあまり気にしてません。

利上げ予想状況

先週の利上げ予想値と現時点の予想値を比較してみました。

5月:50BPS(+0.50%)の利上げする確率 97.9% → 98.7%
6月:50BPS(+0.50%)の利上げする確率 93.8% → 94.5%
7月:50BPS(+0.50%)の利上げする確率 91.4% → 90.3%

さすがに90%越えてくるともうほとんど変化ないですね。今のところ3回連続で50BPS(+0.50%)の利上げする方向の見通しです。もう前々から周知されていることなので株式市場はこれらを織り込んでいますが、まずは次のFOMC(5/4)の利上げ発表後の市場の反応を見たいと思います。最近の市場の反応をみていると「そんなこと前々からわかってたことでしょ」というようなことでも過剰に反応していることが多いので警戒しておく姿勢です。

あとついでにFOMCで注目したいのがQT(バランスシート縮小)についてどういう決定がなされるかですね。下記は前回のFOMCの議事録で言及されていたことです。

FOMC議事録(3月分)で「バランスシート縮小(QT)ペースについて$95B/月の縮小目標(2017-2019年の2倍ペース)、内訳は国債は$60B、MBSは$35Bが最も有力と見られる」という内容があったことがわかりました。

その他殴り書き

■4/25、中国、北京コロナ感染者増加でロックダウン懸念。それに伴い原油需要減退懸念で下落。$100を切った(約-5%)。タンカーも含めエネルギーセクター全体が大幅下落。金曜には終値$104

■米国GDP(速報値)
-1.4%(結果) vs 1.1%(予想)
前回:6.9%

■為替USD/JPY 130円突破

■3月PCE(前年比)
+6.6%(結果)、 +6.7%(予想)、+6.3%(前月)

コアPCE
+5.2%(結果)、+5.3%(予想)、+5.3%(前月)

■ドイツ経産省HABECK氏:ロシア産石油はドイツ供給量の12%を占めているが、数日内に完全撤退できる見込み

■ロシアの国営Gazpromがポーランドとブルガリアへの燃料供給停止報道で、欧州の天然ガス先物価格は早朝の取引で23%以上跳ね上がった。

■プーチンがガス供給を停止すればヨーロッパは不況に直面する。EUの発電量の約4分の1はガスが占めており、EUの天然ガス輸入量の約40%をロシアが供給している。

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